Danny Masao Winston

Music Writer, Translator (Japanese/English)

Japan

I write about music. I have written/translated articles for Wax Poetics Japan, Resident Advisor Japan, Red Bull Music Academy, Japan Times, etc.

ヒップホップ、R&B/ソウルやダンスミュージックをメインとする音楽ライター/翻訳家です。

Portfolio

INTERVIEW(インタビュー)

Resident Advisor Japan
04/21/2016
Egyptian Lover: Rhythm Composer

LAのダンスシーンの黎明期から活躍しているEgyptian Loverは、Afrika Bambaataaらと並ぶヒップホップ〜エレクトロのパイオニアだが、その功績は見落とされがちである。Danny Masao Winstonが西海岸レジェンドの経歴を辿る。

Resident Advisor
12/03/2015
Muro: Groove Obsession

「King of Diggin'」の異名で世界中のDJ/ディガーから信頼を集める、日本が誇る円盤発掘師が、最初にミックステープを作ってから30年。Danny Masao Winstonが、絶大な影響力を持つパイオニアに迫る。

Red Bull Music Academy
10/07/2015
B-Free and Korean Hip Hop

韓国人ラッパーB-Freeが明かす、コリアン・ヒップホップの現状

Wax Poetics Japan
09/28/2015
THE LIGHT: Common reminisces on J Dilla [English]

Chicago rapper Common has worked with some of the most talented producers in the game including No I.D., Kanye West and The Neptunes, but some of his best moments on wax were backed by the sounds of Detroit's finest, the late, great J Dilla.

Wax Poetics Japan
09/28/2015
THE LIGHT: Common reminisces on J Dilla [日本語]

シカゴのレジェンド、コモンが10年ぶりに来日した際、インタビューに成功。短命すぎた天才、盟友Jディラについて熱く語ってくれた。

The Japan Times
09/05/2015
Briefly maligned, bilingual rappers gain visibility

English words and phrases have been a part of the Japanese MC's arsenal since hip-hop culture began making inroads here in the early to mid-1980s. "Bilingual rap," however, became a more prominent style when seminal rap group Buddha Brand came out in the mid-'90s with lyrics that heavily incorporated American slang.

Resident Advisor
07/14/2015
Playing Favourites: DJ KENSEI

日本のトップDJのひとりであるDJ KENSEIが、自身の音楽遍歴においてターニングポイントとなった重要な10枚を語る。

The Japan Times
06/26/2015
OMSB counts his blessings on 'Think Good'

Rapper and producer Brandon Katou (aka OMSB) is an artist that, while humble, exhibits a sense of pride in his work atypical of Japanese artists. In recent interviews he's done for his new album, he's compared himself to big-name acts like Kendrick Lamar and Kanye West, remarking that his work is up to par with theirs.

The Japan Times
05/22/2015
Budamunk's 'The Corner' makes a play for local hip-hop heads

Back in 2008, a beat-making competition called Goldfinger's Kitchen was held in Tokyo's Shibuya district. In each round, contestants had 15 minutes to chop and flip a given sample on an MPC sampler as the crowd watched. When the 15 minutes were up, the contestants played back what they had created to see whose beat rocked the crowd the most.

Resident Advisor
04/28/2015
Antal: Music is one

ローカルとグローバルの両視点で勢力を拡大し、世界有数のダンス・ミュージック・レーベル、そしてレコード・ショップとしての地位を手にしたRush Hour。首謀者、Antalに秘密を明かしてもらった。

The Japan Times
04/03/2015
Pigeondust seeks out the story in a sample

When Chiba-based hip-hop producer Yuta Yamaoka, better known as Pigeondust, isn't busy flipping through crates of dusty vinyl at used record shops, he's at home dissecting and connecting bits and pieces of sounds, lifted from those records. "I could make music from scratch if I wanted to, but by sampling I can achieve something I could never have made by myself," he says.

Wax Poetics Japan
12/08/2014
The Magnificent : DJジャジー・ジェフ独占インタビュー

フレッシュ・プリンス名義で活動していた俳優/ラッパーのウィル・スミスと共にデビューし、80年代後半から90年代にかけて数々のヒットを飛ばし、ヒップホップのメインストリーム進出に貢献したDJ/プロデューサーのジャジー・ジェフ。解散後はDJとして世界を股にかけ活躍するかたわら、A Touch Of Jazz Productionを立ち上げ、良質なヒップホップやネオソウルの作品を多く手がけ、若手の育成に積極的に取り組んで来た。現在も精力的に活動しているこの多忙極まりないベテランに、来日に先駆けて話をきくことに成功。最近の創作プロセス、DJのあるべき姿、そして音楽業界の未来について、貴重な言葉の数々をいただいた。

Red Bull Music Academy
12/17/2014
Japanese Handcrafted Sound (English)

Pioneer, Audio-Technica, Vestax, and Technics are all Japanese brands whose products can be spotted at almost any club environments around the world. But there are also smaller brands in Japan that create high quality DJ/sound equipment that is just as innovative as the tech giants, if not more.

Red Bull Music Academy
10/15/2014
Interview: DJ Muro

日本のヒップホップ・シーンの最前線で活躍し続ける、DJ MUROのインタビュー

Resident Advisor
06/25/2014
Tiger & Woods: The Perfect Loop

正体を隠した目的とは?ミステリアスなディスコ・エディット・デュオの素顔に迫る。

Resident Advisor
11/15/2013
sauce81: 小宇宙を超えて

プロデューサー/DJとして活動する傍ら、ビート・シーンの次世代アーティストをいち早く紹介し、日本と世界をリンクしてきたsauce81が思いの丈を明かす。

REVIEW(レビュー)

Wax Poetics Japan
05/05/2015
Oddisee - "The Good Fight"

ラップとプロデュースを両方こなすヒップホップ・アーティストは決して少なく無いが、片方のスキルのほうが高く評価されている場合が多い。オディッシーはラップとビート、どちらにおいてもその道一筋で腕を磨いている人に引けを取らない技術と才能の持ち主であり、真の二刀流と言える。その上、とてつもなく多作。2008年の『101』を皮切りに、彼はMello Music Groupからこれまで4枚のラップ・アルバムと、3枚のインスト・アルバムをリリースしてきたほか、彼が所属するグループ、ダイアモンド・ディストリクトのアルバムを2枚トータル・プロデュースし、EPやミックステープ、コンピレーションも複数発表してきた。それと平行して、サブスタンシャル、トレック・ライフ、ケン・スター、ジョージア・アン・マルドロウ、ジョーイ・バッドアスなど多数のアーティストに楽曲提供し、Mello Music Group関連作や、エリック・ラウ、20sylらの作品にラップで参加してきた。

Wax Poetics Japan
03/20/2015
Potatohead People - "Big Luxury"

モントリオールのニック・ウィズダムとバンクーバーのアストロジカルから成るビートメイカー・デュオ、ポテトヘッド・ピープル。ふたりとも数年前からバンクーバーのネットレーベルJellyfish Recordingsにて、ソロ名義やデュオとしてコズミックでジャジーなビート作品をデジタル・リリースしていたが、2013年にはロード・エコーなどをリリースするブルックリンのBastard Jazzにピックアップされ、モカ・オンリー、フランク・ニットらを迎えた『Kosmichemusik EP』を発表。その後7インチ・シングルを数枚経て、ついにフルアルバム『Big Luxury』が届いた。

Wax Poetics Japan
03/16/2015
Kendrick Lamar - "To Pimp a Butterfly"

これほど野心的で、文学的で、混沌としたアルバムがメジャーレーベルから出ていること自体が驚きだが、何より、売れているという事実が嬉しくてたまらない。結局、戦略だったのかレーベル側のミスだったのかはよく解らないが、発売日の約1週間前にiTunesでサプライズ・リリースされたケンドリック・ラマーのニューアルバムは、US Billboard 200にて初登場1位を獲得し、2位に留まった前作『good kid, m.A.A.d city』の販売数を大きく上回った。このレビューを書いている途中に国内盤のリリース(5/20)がアナウンスされたが、iTunesで購入した人も是非国内盤の歌詞対訳を読んで欲しい。このアルバムを通して詩人ケンドリックが伝えようとしていることをしっかり噛み締めてこそ、このアルバムの真の魅力が味わえるからだ。

Wax Poetics Japan
03/03/2015
Tuxedo - "Tuxedo"

ブリブリなシンセとラウドに響くクラップのミディアム・ダンサー「So Good」と、ピアノとクラップとヴォーカルのみのイントロから爽快なダンス・ナンバー「Do It」、そしてパーティーの終盤に合いそうなスロウ・ジャム「Get U Home」の3曲をまとめたEPを、タキシードという謎のユニットが突如ネットに放ったのは今から2年前のこと。そのたまらなくキャッチーなメロディー感と、暖かいシンセ・サウンドにすぐにヤラれ、フルアルバムが聴きたい!とそのとき切望したのを覚えている。

Wax Poetics Japan
02/24/2015
Badbadnotgood & Ghostface Killah - "Sour Soul"

数年前にオッドフューチャーなどのヒップホップ・アーティストの曲をジャズ調にカバーした作品をネット上でリリースし、注目を集めたトロントのスリーピースバンド、バッドバッドノットグッド。2014年に発売したデビュー・アルバム『III』はジャズやヒップホップから、ベースミュージックの影響まで感じる、美しく、妖しく、サイケデリックでエクスペリメンタルなアルバムであり、近年のフライング・ロータスやサンダーキャットとも通じるスピリットがあった。新作『Sour Soul』は、まだ20代前半の3人組と、ベテランMC、ゴーストフェイス・キラーの異色の邂逅となる。『III』のリバーブに溢れたメロディーラインやヴィンテージ機材を通したアナログな質感はもちろん健在だが、全体的なトーンは打って変わってソウルフルとなっている。

Wax Poetics Japan
01/20/2015
Joey Bada$$ - "B4.DA.$$"

90年代のヒップホップ、特に初頭から半ばごろまでをヒップホップの黄金期と捉えるファンも少なくない。筆者もそのうちのひとりである。その黄金のサウンドを現代に甦らせている若きヒップホップ集団、プロ・エラを率いる気鋭ラッパー、ジョーイ・バッドアスが、初の正規リリースとなるアルバム『B4.DA.$$』(ビフォー・ダ・マネー)をインディーズCinematic Music Groupから発売した。彼が広く認知されるきっかけとなったのが、2012年、まだ17歳であった頃に自主的に制作したミックステープ『1999』。サンプリング主体な90sマナーのトラックのチョイスと、年齢を思わせない説得力のあるラップで同世代はもちろん、今風のヒップホップを好ましく思っていない上の世代のヘッズまでをも虜にし、次世代の若きホープとして注目を集めた。そんな彼の待望の“デビュー”アルバムとなると、期待が募らない訳はない。

Wax Poetics Japan
10/29/2014
Black Milk - "If There's A Hell Below"

デトロイト出身ということもあり、何かと"ディラ・サウンドの後継者"といった紹介がされがちなプロデューサー/ラッパーのブラック・ミルクだが、ここ最近の彼のリリース作品を聴けば、それがいかに過小評価かが解る。2013年には5枚目のソロアルバム『No Poison No Paradise』をリリースした上、インストアルバム『Synth Or Soul』を発表し、今年に入ってからはRecord ...

Wax Poetics Japan
10/07/2014
Flying Lotus - "You're Dead!"

フライング・ロータスは決して一ヶ所に落ち着くことはなく、変貌を遂げることを止めないアーティストであり、彼のアルバムはその時彼がたまたま見せている一瞬の“姿”でしかないように思う。2006年の『1983』で最初に世に提示され、2008年の『Los Angeles』で確立された、ローファイな質感と、ビンテージでありながら近未来的な世界観、ズレたヒップホップ・ビートなど、フライング・ロータスらしい(とその時思われた)サウンドは、その後ジャズに大幅に歩み寄った、様々なリズム感やストリングスなどを大胆に取り入れた壮大な2010年作『Cosmogramma』の登場で、見事に覆された。そして2012年には逆に音数を抑え、メロディーに強調が置かれた、全体的に穏やかなアルバム『Until the Quiet Comes』を発表し、また新しい一面を見せた。その合間には『Reset』、『Shhh!』、『Pattern+Grid...

Wax Poetics Japan
05/14/2014
Taylor McFerrin - "Early Riser"

プロデューサー/DJ/キーボーディスト/ビートボクサーという、多くの肩書きをもつ才人であるテイラー・マクファーリンが、ついに完成させた待望の1stアルバム。2008年に出したフューチャー・ソウル〜ブロークン・ビートなEP『Broken Vibes』が話題になり、その後ホセ・ジェームズ、ディーゴ、シネマティック・オーケストラ、アンプ・フィドラーらの作品のプロデュース/リミックスなどを手がけてきた彼だが、長い制作期間を経てようやくリリースされた『Early Riser』は、フライング・ロータス主宰のBrainfeederから出たことで想像がつく通り、1つのジャンルにすんなり属す作品ではない。フェンダー・ローズ、シンセ、ギター、ベース、ドラムなどを自身で演奏し、それを更にサンプリングして構築していくスタイルで制作された彼のトラックは、様々なテンポを刻み、多様なムードを表現しているが、常に美しくオーガニックであり、 包み込まれるような心地良さに溢れている。

Translation(翻訳)

Resident Advisor
11/20/2015
Andrés: 時は来た

Christine Kakaireが、デトロイト屈指の才人に迫る。

Resident Advisor
11/11/2015
Floating Points: 労をいとわず、どこまでも

「やる価値のあることは、とことん全力でやるべきだ」。この信念が、いかにSam Shepherdの音楽のあらゆる面を支えてきたか、Stephen Titmusが明かす。

Resident Advisor
10/7/2015
シドニー:閉ざされた街

シドニーで導入されたロックアウト法が、オーストラリアの大都市のクラブ・シーンの存命を脅かしている。この街でいま何が起きているのか?Andy Webbが解説する。

Resident Advisor
06/30/2015
Label of the month: Moods & Grooves

デトロイトのテクノ・シーンの興隆の直前に一旦身を引くも、その後、同市のベスト・レーベルのひとつを立ち上げたMike Grantに、Jordan Rothleinが迫る。

Resident Advisor
06/10/2015
Honest Jon's: 大切な場所

ポートベロー・ロードにある小さなレコード・ショップが、ロンドンの音楽史に多大な影響を与えて来た。Aaron Coultateがその類い稀な歴史を紐解く。

Resident Advisor
05/12/2015
Hunee: Day by day

ダンスシーンきっての温かい心の持ち主に、Aaron Coultateが迫る。

Resident Advisor
02/25/2015
Jay Daniel: Karmatic equations

スポットライトを敬遠するデトロイトのプロデューサーに、Kristan Carylが迫る。

Resident Advisor
09/11/2014
Fred P: I can feel it

エモーショナルなサウンドを奏でるニューヨークのプロデューサーの素顔に、Will Lynchが迫る。

Resident Advisor
05/28/2014
Roy Ayers: Vibe master

Stephen Titmusが、地球上最も愛されているミュージシャンの1人に話をきいた。

Resident Advisor
04/25/2014
ミックスCDの興隆と衰退

市場の変容により、どんどんと存続が難しくなっているミックスCDという文化。この過酷な現状にレーベルはどのように対応しているのか、RAが迫る。

Resident Advisor
11/11/2013
Pal Joey: ニューヨークのおとぎ話

Pal Joeyは最も過小評価されているハウス・プロデューサーかもしれない。しかし彼の25年のキャリアを総括したコンピレーションが最近リリースされ、彼の音楽は今まで以上に幅広い層の心を掴んでいる。

Resident Advisor
08/30/2012
Dope Jams: Dopeの聖地

ニューヨークの有名なレコード店、Dope Jamsのオーナー達は、現行のダンスミュージックに対する嫌悪を露にする。そしてResident Advisorに対する不満も隠さない。そんな彼等を、なぜ私達はこんなにも支持するのか?